ひかり、肖像

 

構成作舞・出演
津村禮次郎(つむら れいじろう)

観世流シテ方。緑泉会会主。重要無形文化財(能楽総合)指定保持者。(社)日本能楽会、(社)能楽協会会員。二松学舎大学文学部特任教授。大学在学中に一橋観世会に所属し、女流能楽師の開祖、津村紀三子に師事。1969年観世流師範。74年に緑泉会会主。91年重要無形文化財保持者に認定される。79年より小金井薪能を企画制作、今年30回目を迎える。古典能の公演のほか指導者として若手の育成にもつとめる。また新作能、創作活動、海外公演も多く、アレッシオ・シルベストリン、森山開次などのダンサーとも共作、共演している。著作に「能がわかる100のキーワード」などがある。
http://www.ryokusenkai.net/sub2.html

ー 演出振付出演 ー
 森優貴(もり ゆうき)
貞松・浜田バレエ団を経て1997年にドイツハンブルグバレエスクールへ留学。98年から2001年までニュルンベルグバレエ団にソリストとして所属。2001年にハノーヴァーバレエ・トス・タンツカンパニーソリストとして移籍。ステファン・トスを始め、ウィリアム・フォーサイス、マッツ・エック等の振付作品を踊る。06年スウェーデン・ヨーテボリバレエへ移籍。07年ヴィースバーデンバレエ・トス・タンツカンパニーへダンサー兼コレオグラファーとして移籍。05年第19回ハノーヴァー国際振付コンクールにて観客賞と批評家賞を同時受賞。07年文化庁芸術祭賞新人賞受賞。

出演
酒井はな(さかい はな)
14歳で牧阿佐美バレエ団公演でキューピット役に抜擢され一躍注目を浴びる。18歳で主役デビュー。以後主な主役を務める。オープンと同時に新国立バレエに移籍。柿落としにより、主役を務める。クラシック・バレエを中心に活動しているがコンテンポラリー・ダンスやミュージカルにも積極的に挑戦、 新境地を拓く。進歩し続ける技術・表現力、品格の高い舞台で観客を魅了する日本を代表するバレエダンサーの一人と言われている。現在新国立劇場バレエ登録ダンサー、シニア・ソリスト。村松賞新人賞、舞踊評論家協会新人賞、中川鋭之助賞、芸術選奨文部大臣賞新人賞、服部智恵子賞など受賞歴多数。 07年舞踊評論家協会賞受賞。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/artist_member.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/酒井はな


音楽:
【前半】
アルヴォ・ペルト「フラトレス」(ヴァイオリンとピアノ版)
フランツ・ペーター・シューベルト 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810「死と乙女(Death and the Maiden)」
【後半】
能管: 松田弘之(まつだ ひろゆき)
森田流笛方。重要無形文化財(能楽総合)指定保持者。国立音楽大学卒。現在の能楽界を代表する笛方の一人。森田流の名手故田中一次(いちじ)、及び故森田光春(みつはる)に師事。いわゆる能の古典的な作品だけでなく復曲能、新作能にも数多く参加。海外での公演にも度々参加している。
http://www.asahi-net.or.jp/~xf6t-hrd/haya-int1.htm

和太鼓: 金子 竜太郎(かねこ りゅうたろう)
1987年、和太鼓集団「鼓童」の奏者としてデビュー。以来、中心的プレーヤーとして世界32ヶ国での演奏、及び作曲、編曲、演出、音楽監督(坂東玉三郎演出”アマテラス”など)も手掛ける。2007年独立。豊かで繊細な響きと多彩なリズムを追求し、さまざまな音楽、美術、ダンスなど、ジャンルを超えたセッションも多数行う。
http://ryu-chang-dong-teke.cocolog-nifty.com/

照明:関口裕二(バランスbalance,inc.)
美術:福田哲也、アーキタンツ

企画制作:セルリアンタワー能楽堂
制作協力:アーキタンツ
コーディネイト:佐藤美紀