スペシャルオープンクラス@01/02studio


森優貴 コンテンポラリーダンス
セルリアンタワー能楽堂とアーキタンツが協働で企画を行い、日本の伝統文化を軸に新しい創造活動を行なっている《伝統と創造シリーズ》
その第1回目の作品『ひかり、肖像』を手がけているのが、森優貴です。
パリ、ブダペストでも上演され、酒井はな、津村禮次郎との共演が話題になりました。
この作品を彼が手がけるきっかけとなったのは、2007年のアーキタンツでのワークショップ。
実はこの時のワークショップメンバーからは、多くのプロフェッショナルダンサーを生み出しています。

ここ数年間、ステファン・トスの右腕としてウィスバーデンで活躍しておりましたが、
今年9月にはレーゲンスブルグ劇場Theater
Regensburg Tanz(レーゲンスブルグ・ダンスカンパニー)の芸術監督に就任!!!


そんな森優貴に学ぶ、3日間連続スペシャルオープンクラスです。


―舞踊批評家 高橋森彦
貞松・浜田バレエ団・創作リサイタル23『冬の旅』
〜文化庁芸術祭大賞に輝いた、新世代待望の振付家・森優貴 入魂の大作 より一部抜粋
森の振付に接して誰しもが感じるであろうことは音楽性の豊かさ。
“動きというものには、すべて理由があり、きっかけがある。そして、必ず感情と状況と時間がリンク”すると彼は語る。
森はシュテファン・トスに師事、マッツ・エックらの作品も踊っている。上半身をひねった動き、腰を落とし、たわめた動きなどコンテンポラリー・バレエの規範となる動きを軸に日常的な動作も組み込みつつ緩急自在に質感を調整していく手腕に脱帽である。
森は今年9月より、ドイツ・レーゲンスブルグ劇場バレエカンパニーの芸術監督に就任することが決まっている。
欧州の歌劇場の芸術監督に日本人の振付家が就くのは例がないのではないか。新時代に突入した。彼のさらなる躍進を楽しみにしたい。

【日程・場所】
2012年
7月15日(日)17:30-19:30(2時間) @02Studio
7月16日(月祝)12:00-14:00(2時間)@02Studio
7月17日(火)17:30-19:00(1時間30分) @01studio

【内 容】
音楽の1つ1つの音符を拾うのではなく、テンポ、メロディ、演奏の質感を状況と感情に必ず平行させながら創り上げて行く動き。
または、”そこにある、そこに実在する”空間、匂い、物などを動きのイメージとして捉え、動きを発見し組み合わせて行くイメージ化。

どちらにも、動きと音楽と感情に嘘が生まれず、それによって体の使い方、在り方も自然と変化していきます。
そこに生まれるのは1つのストーリである様な”現実”と”非現実”の2つの世界。

今回のクラスは音楽と動きの関係性を意識しながら、動く、踊る事での表現の繊細さ、”現実”と”非現実”の2つの異なるイメージを皆さんがよくご存知の音楽に合わせて、その場で受講者の皆さんと作って行くクリエイションの過程を体験して頂きたいと思っています。


【対 象】
コンテンポラリー経験者。初中級

【受講料】
シングル3,000円
コンチケ+500円
バレエチケットは追加料金なく受講可能、フリーパスOK

【お問い合わせ】
スタジオ アーキタンツ
tel: 03-5730-2732
e-mail: 3@a-tanz.com

【講師】森 優貴 | Yuki Mori
1978年生まれ。貞松・浜田バレエ団を経て1997年にドイツハンブルグバレエスクールへ留学。留学時からハンブルグバレエ団公演に多数出演。 1998年ハンブルグバレエスクール20周年記念公演でジョン・ノイマイヤー振付「祭典」で主役を踊る.。1998年から2001年までニュルンベルグバレエ 団にソリストとして所属し、2001年からハノーヴァーバレエ・トス・タンツカンパニーにソリストとして所属。これまでにシュテファン・トスを始め、イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、マッツ・エック、テロ・サリネン当数多くの振付作品を踊る。 2003年からハノーヴァーバレエ・トス・タンツカンパニー振付家としても活動を開始。 2005年春にはハノーヴァーで開催された第19回国際振付コンクールに出品し「MissingLink」で観客賞と批評家賞を同時受賞。 2006年5月ハノーヴァーバレエ解散最後のプログラムとしてジャンコク トー原作「恐るべき子供達」(演奏:ハノーヴァーシンフォニーオーケストラ)を演出振付。2006 年7月にスウェーデン・ヨーテボリバレエへ移籍。 2007年8月、シュテファン・トス、ヴィースバーデンバレエ芸術監督就任と同時にヴィースバーデンバレエ/トスタンツカンパニーへダンサー兼専属振付家として移籍。 平成19年度(第62回)文化庁芸術祭新人賞受賞。 2008年5月には東京セルリアン能楽堂、能とダンスのコラボレーション公演「ひかり、肖像」の演出振付を担当しバレエダンサー酒井はなと重要無形文化財(能楽総合)指定保持者・津村禮次郎と共演。 2008年「週間オン★ステージ新聞」よ り新人ベストワン振付家賞に選ばれる。 2009年春、日本で好評を博した能とダンスのコラボレーション公演「ひかり、肖像」がパリ、ブダペストで上演される。 2010年2月、ヴィースバーデンバレエ/トスタンツカンパニーにシュテファン・トスとの共同プログラム「Es war einmal..」で新作「Black Earth」を発表。 2010年10月、貞松・浜田バレエ団へ「冬の旅」全曲(シューベルト作曲/ハンス・ツェンダーによる“創造的”編曲)を演出振付け。 2011年2月オーストリア・インスブルック・チロル州立劇場/インスブルック・ダンスカンパニーから委嘱されシェークスピア悲劇の1つ「オセロー」を原作として「Mein Herr, Othello」を演出、振付けする。 2011年「WINTERREISE-冬の旅」再演により平成23年度文化庁芸術祭大賞受賞。 2012年9月よりレーゲンスブルグ劇場Theater Regensburg Tanz(レーゲンスブルグ・ダンスカンパニー)の芸術監督に就任。



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