ワークショップ@01studio


ノルウェーはオスロにて自身のカンパニーWeeを率いるフランチェスコ・スカベッタによる1日限定のコンテンポラリー・ダンス・ワークショップ

IMPLUSTANZ、SEAD、PARTSなどでも精力的にワークショップを行っているフランチェスコが、アーキタンツにて自身の作品『Surprised body project』のプロセスを教授!








【日時】2014年2月17日(月)15:45-19:00
【場所】アーキタンツ 01スタジオ
【対象】中・上級(ダンス経験者)
【定員】25名程度
【受講料】4,500円

【内容】
クリエーション時の、動きに対する認識や感受性を高めることを目標とした、身体的トレーニングを行います。
基礎クラスでは、体の中心と重力に重きを置きます。体の中心を動きのエンジンとし、四肢を体から切り離して考えることで、動きをより自由にしていきます。呼吸と動きが合わさることによって、関節の収縮を開放し、重力に従って動くことをより身近なものにします。空中でのわずかな停止、体の伸びの限界、体の中心の可動域、大きい動きの中での体重移動などを探ります。その手段として、私達ダンサーの動きに拮抗する物事を重視していきます。
ワークショップでは、まず動きの根底に着目し、その動きや即興で作られた流れをより正確なものへと磨き上げます。意図したコンセプトがありながら、身体的、精神的でもある、公演『Surprised body project』のプロセスに挑戦していきます。

A surprised body
『A surprised body』は、2005年にノルウェーで始まったトレーニング・プロジェクトであり、その後2006年から2012年まで連続的に開催されました。開催地は世界32カ国(イタリア、クロアチア、セルビア、キューバ、フランス、コロンビア、ヴェネズエラ、エストニア、ラトヴィア、リトアニア、アルゼンチン、イギリス、オランダ、サンマリノ共和国、オーストリア、フィンランド、インド、ベルギー、ロシア、カナダ、ブラジル、チリ、ウクライナ、レバノン、パレスチナ、スペイン、アルバニア、ルーマニア、アイスランド、日本、スロヴェニア、セネガル、他)に及びます。




□ご予約、お問合せはスタジオアーキタンツまで
お電話:03-5730-2732
E-mail:3@a-tanz.com



フランチェスコ・スカベッタ|Francesco Scavetta
イタリア、サレルノ出身の振付家でありダンサー。ローマの国立ダンス・アカデミーで学び、シアター/パフォーミング・アーツとコミュニケーション科学の学位を取得して卒業。フランチェスコの芸術家としての人生には、Rosasのアンヌ・テレザ・ドゥ・ケースマイケル、Sosta Palmiziのジョルジオ・ロッシ、トリシャ・ブラウンのドミニク・デュプイ、アドリアナ・ボリエッロ、ランス・グリース、そしてベルナルド・ベルトルッチ監督など様々な芸術家が交わっている。
1999年に、自身のダンスカンパニーWeeを、ダンサーであるグライ・キッパーバーグと共にノルウェーのオスロにて設立。Weeはこれまでにヨーロッパの30を越える国々、南北アメリカ、中東、東洋をツアーで周り、ノルウェーを代表するダンスカンパニーとして成長してきた。フランチェスコの演劇的動作とダンスを混ぜた表現スタイルは、あらゆる芸術のジャンルへ様々な角度から切り込んで、物語を表現する。彼の演劇性は、奇妙な夢のような、子供の頃誰もが住んでいた夢の世界のような雰囲気を持っている。奇妙で可笑しく詩的で、そして時々驚異的でもある。1999年の結成以来、Weeの作品はその型や美学を変化させ続け、それでいて一つのテーマを探求し続けている。劇場やパフォーマンスが現代社会にどう存在するか、そして観客とどのような対話が出来るのか、である。初期作品『Daddy always wanted me to grow a pair of wings』の愉快で曲芸的な空気や、屋根裏部屋に忘れられた白黒映画のようなルックス。ヴェニスはビエンナーレの制作補佐による『Live』は現代に溢れる様々なテクノロジーの融合をパフォーマンスに織り込んだ。そして純粋に振付と身体に重きを置いた『Surprised body project』。リサーチの真髄は常に繊細さと矛盾、直感と夢、感情と驚きに寄り添い、物語性や台詞的な動きを排除し、現実や主体性にユーモアを添えた質問を投げかけている。