スペシャルオープンクラス@01studio


リリア・バビナの
バランシン バリエーション スペシャルオープンクラス


「ダンサーのエネルギーと上半身の表現の質を、観客は見ています。
流れるようなポール・ド・ブラと上体のムーブメントの意識により、
さらに存在感と、エレガンスを表現できるように導いていきます。」
  ――リリア・バビナ
数少ないバランシン・クラス
20世紀半ば、クラシックバレエとモダンバレエの橋渡しをし、最も進歩的なバレエ振付師としてバレエ史に名を残す、ジョージ・バランシン。そのバランシンの作品を日本で習える数少ない機会です。

リリアのスタイルは、本人曰く、ロシアの古典的教えを基にしながらも、ヨーロッパ・バレエ全般から影響を受けている、とのこと。

この秋はバランシン尽くしで、作品に浸ってみるのはいかがでしょうか?                                               



セレナーデ
10月2日(土)、3日(日) 各日 17:30-19:00

バランシンがアメリカで創作した最初のオリジナル・バレエです。ニューヨーク・シティ・バレエ団の前身であるバレエ学校を設立したバランシンは、生徒に舞台テクニックのレッスンとして、セレナーデを着想しました。バランシンが「このバレエに特別なストーリーはない。あるとすれば月明かりの中のダンスである」と語ったように、美しい構成と、音楽とともに流れるような動きが特徴です。
構成は、ソナチネ、ワルツ、ロシアンダンス、エレジーの4つから成ります。
音楽は、チャイコフスキー「弦のためのセレナーデ ハ長調」

【内 容】ソナチネのコール・ド・バレエとコリフェのパート。(受講者により、ワルツの一部も含む)。作品最初のエポールマンから、アレグロ・ムーブメントへと移行します。いくつかのジャンプ、シンプルなピルエットがあります。正しいポジションと、腕と上体のつながりを指導いたします。

【対 象】初中級以上




ジュエルズ-エメラルド
10月6日(水)、7日(木) 各日 17:30-19:00

バランシンの抽象バレエの傑作です。「エメラルド」「ルビー」「ダイアモンド」の3部から成り、それぞれ異国へのオマージュとなっています。
「エメラルド」は19世紀フランスへのオマージュとして作られたロマンチックなバレエです。
音楽は、フランスの作曲家、フォーレ「シシリエンヌ」

【内 容】「シシリエンヌ」のパート(4分間)を踊りこみます。沢山のブレが特徴です。ピルエットがあり、ジャンプはありません。エポールマンの難しいコーディネーションに挑戦します。叙情性、美しい上半身の動き、音楽性がポイントです。テクニックを高めながら、動きで感情を表現し、舞台で変身することを学びます。

【対 象】中上級以上





※オープンクラス ご都合の合うクラスだけ受講可能。連続受講により作品全体を習得できるクラス進行です。
※ウォームアップは行いませんので、出来るだけ前のクラス(もしくはその日の他のクラス)を受講して下さい。前のクラスの受講が無理な方は、クラスが始まる前までに各自ウォームアップをお済ませ下さい。

【場 所】 01スタジオ
【定 員】 25名程度、先着順
【持ち物】 バレエシューズ、経験のある方はポアントシューズ
       ※講師の判断により、ポアントからバレエシューズに履き替えて頂く場合もございます。
【受講料】 シングルクラス 3000円。レギュラー・チケット、フリーパスも利用可

【お問合わせ】スタジオ アーキタンツ
            tel: 03-5730-2732
            email: 3@a-tanz.com








【講師】Lilia Babina(リリア・バビナ)

ウクライナ出身。国立キエフ・バレエ学校にて学ぶ。1980年よりキエフ・バレエ、1994年よりドイツ・ビーレフェルト歌劇場バレエ、1998年よりドイツ・ドレスデン国立歌劇場バレエ団に所属。2004年より、バランシン、フォーキン、クランコ、ノイマイヤー、フォーサイス、キリアンらの作品のバレエミストレスを務める。ソリストとしても、カルメン、シンデレラなど多くの作品に出演。2009年より現在まで、ドレスデン国立歌劇場バレエ団キャラクターソリスト、バレエスクール「センペル・モービリス」校長、バレエ教師。