Twice and Once





+81(柳本雅寛、青木尚哉)
『Lilly』

オールニッポンチャリティーバレエガラ2011で初演され、観客を一瞬にして魅了した作品。「身体のみで自在かつ巧みに対話するダンサー達。しかもそこには必ず笑いが生まれる。彼らは客席とさえも対話することができるのだ。」等と評される。

柳本雅寛|Masahiro Yanagimoto
1990年よりクラシックバレエを石川恵津子に師事、関西を中心に古典の作品を踊る。98年渡欧、ミュンヘン・ダンス・シアターでのソリストをはじめ、ドイツやオランダのスカピノ・バレエ・ロッテルダム、ガリリ・ダンス、などで多彩な振付家と作品創作に携わる。06年、大植真太郎、平原慎太郎らとC/Ompany 結成。埼玉、東京、横浜、オランダ、スウェーデンで公演。11年より自身のユニット +81を結成。盟友青木尚哉と『Lilly』、『シャコタン・ブルー』を発表する。その他、2006年帰国以降、平山素子、上島雪夫、加賀谷香等の作品で新国立劇場への出演を続ける。

青木尚哉|Naoya Aoki
1973年、東京あきる野市生まれ。自然豊かな秋川渓谷を駆け抜けて、育つ。16才でダンスを始める。ジャズダンス、クラッシックバレエ、モダンダンスの基礎を学ぶ。加えてボディーワークを学び、身体の構造に対する知を深め、自身のメソッド、「コンタクト×バランス」を開発。ダンサーとして、日本のダンスをリードする振付家に多数起用されている他、教師、振付家としての評価も高い。2004年に設立されたダンスカンパニーNoismの当初のメンバーであり、立ち上げや海外ツアーなどに深く貢献をした。必然と偶然の狭間にある因果関係に注目し、「ダンスが人間に与えてくれるもの」を探し求めて、広範囲に活動中。2009年 瀬戸内国際芸術祭連携事業「l’oeuf」にて演出・振付・出演。2011年 盟友柳本雅寛とユニット+81を結成。オールニッポンチャリティーバエガラにて、『Lilly』、『シャコタン・ブルー』を2年にわたり発表。2012年 踊りに行くぜ!セカンドvol.2にて、『4….soku』を発表。鳥の演劇祭コミュニティーダンスの祭典で『クウネルダンス』(とりっとダンス作)の構成演出を手がける。


+81
2011年、柳本雅寛と青木尚哉により結成。2人の出会いは、1998年伝説のダンサー、ミッシェル・ガスカール氏の講習会まで遡る。以降、柳本は拠点をヨーロッパにうつし、青木は東京で活動を続けるなか、年に一度の夏の再会で朝までダンス談義に花を咲かせること、十年に及ぶ。柳本が東京に移り住む頃、時を同じくして青木は拠点を新潟に移す。再び、すれ違いに。ようやく2人が東京にすんだのが、2009年。それから重い腰を持ち上げるのにたっぷり3年かけて、処女作『Lillyより抜粋』に結びつく。本作は、オールニッポンチャリティーバレエガラ2011で初演され、観客をおおいに巻き込み盛大なる門出となる。また、その後各地で再演の依頼を受け、好評を得る。続く、翌年の同じガラ公演で2作目となる『シャコタン・ブルー』を発表。前回に引き続き、期待を裏切らない安定したパフォーマンスを魅せる。「身体のみで自在かつ巧みに対話するダンサー達。しかもそこには必ず笑いが生まれる。彼らは客席とさえも対話することができるのだ。」などと評される。単独での公演を期待する声が高まっている。