オセロー& オテロ


演出、出演
森 優貴|Yuki Mori

演出家 / 振付家 / ダンサー
貞松・浜田バレエ団を経て1997年ドイツハンブルグバレエスクール留学。留学時よりカンパニー公演に出演。ハンブルグバレエスクール20周年記念公演でジョン・ノイマイヤー振付「祭典」で主役を踊る。98年から2001年までニュルンベルグバレエ団、01年からハノーヴァーバレエ・トス・タンツカンパニーにソリストとして所属。これまでにシュテファン・トスを始め、イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、マッツ・エック、テロ・サリネンなどの振付作品を踊る。03年からは振付家としても活動を開始。05年、ハノーヴァーで開催された第19回国際振付コンクールにて観客賞と批評家賞を同時受賞。06年スウェーデン・ヨーテボリバレエへ移籍。07年、シュテファン・トス、ヴィースバーデンバレエ芸術監督就任と同時にヴィースバーデンバレエ/トスタンツカンパニーへダンサー兼専属振付家として移籍。12年よりレーゲンスブルグ劇場Theater Regensburg Tanz(レーゲンスブルグ・ダンスカンパニー)芸術監督に就任。
平成19年度文化庁芸術祭新人賞受賞。08年、セルリアンタワー能楽堂“伝統と創造シリーズvol.1”『ひかり肖像』演出振付。東京後、パリ、ブダペストでも上演。11年貞松・浜田バレエ団へ振り付けた「WINTERREISE-冬の旅」の再演により平成23年度文化庁芸術祭大賞受賞。

津村 禮次郎|Reijiro Tsumura
  

能楽師シテ方観世流。緑泉会会主。重要無形文化財(能楽総合)指定保持者。(社)日本能楽会、公益社団法人 能楽協会会員。ニ松学舎大学文学部特任教授。一橋大学社会学部講師。大学在学中に一橋観世会に所属し、女流能楽師の開祖、津村紀三子に師事。1969年観世流師範。74年に緑泉会会主。91年重要無形文化財保持者に認定される。79年より小金井薪能を企画制作。古典能の公演のほか指導者として若手の育成にもつとめる。また新作能、創作活動、海外公演も多く、アレッシオ・シルベストリン、森山開次などのダンサーとも共作、共演している。2010年度文化庁文化交流使としてロシア、ハンガリーで指導交流を行う。 著作に「能狂言図典」「能がわかる100のキーワード」。また「舞幻-BUGEN」を出版。その他、写真集「能」(PIE BOOKS)等に多数掲載される。
http://www.ryokusenkai.net/

ピアノ
北川 曉子|Akiko Kitagawa

武蔵野音楽大学、オーストリア国立ウィーン音楽アカデミーを全教授一致の最優秀で卒業。1969年ブゾーニ国際コンクール3位。ベーゼンドルファー・コンクール優勝、70年第19回ミュンヘン国際コンクール2位(1位なし)受賞。1964年イイノホールで第1回リサイタル、84年演奏活動20周年記念としてベートーヴェンピアノソナタ全曲7夜連続演奏会、94年30周年記念としてブラームスの夕べを5夜、04年には40周年記念としてベートーヴェン連続演奏会を開催。
ワルシャワ、ショパンの生家で演奏会を行う他海外でもオーケストラとの共演やリサイタルなど行う。現在、東京藝術大学音楽学部名誉教授。
テノール
水口 聡|Satoshi Mizuguchi

武蔵野音楽大学大学院修了。ウィーン国立音楽大学オペラ科、リート・オラトリオ科を満場一致の最優秀首席で卒業。オーストリア文部大臣賞受賞。ミラノ国際オペラコンクール第1位、ホセ・カレーラス特別賞受賞他、マリオ・デル・モナコ国際コンクール等、十数の入賞を経て、ウィーン国立歌劇場にバリトンとしてデビュー。その後テノールに転向。トライアン・グロサベスク国際オペラコンクールにてグランプリ大賞を受賞。ブダペスト国立歌劇場「アイーダ」ラダメスでデビュー、一躍脚光を浴びる。パリ・シャンゼリゼ劇場、ブレゲンツ祝祭劇場、アテネ国立歌劇場等、ヨーロッパ各地の歌劇場や音楽祭にて「トゥーランドット」「カルメン」「トスカ」他40にも及ぶ主役で絶賛される。日本においては新国立劇場柿落とし公演「アイーダ」に出演後、オペラやテレビに多数出演。近年では新国立劇場「トスカ」「カルメン」、びわ湖ホール「トゥーランドット」等にも出演し絶賛される。CD「星は光りぬ」「ブリランテ」「クロエーズス」(シャンゼリゼ劇場)、著書「声の力で人生をもっとよくする!」(実務教育出版)を発売。大阪芸術大学大学院教授。ウィーン在住。
ソプラノ
市原 愛|Ai Ichihara

東京藝術大学卒業。ミュンヘン国立音楽大学大学院を修了。プリンツレゲンテン劇場、バイロイトの辺境伯歌劇場、ゲッギンゲン・クアハウス劇場、バーデン州立歌劇場、ハンブルガー・カメラータ定期演奏会などに出演。08/09シーズンは、アウグスブルク歌劇場の専属ソロ歌手として年間約70公演に出演。国内では、新日本フィル、読売日響、神奈川フィル、大阪フィル、都響、読売日響、東京フィル、日本フィル、名古屋フィル、広響などと共演。第52回全日本学生音楽コンクール第1位、第1回マルチェッロ・ヴィオッティ記念国際声楽コンクール2007 第2位および聴衆賞など多数受賞。現在ヨーロッパと日本を中心に、リサイタルやオペラ、コンサートのほか、宗教曲のソリストとして活躍している。2013年12月のトリノ王立歌劇場日本公演ではヴェルディ「仮面舞踏会」でオスカル役に起用され、その歌唱力と演技で聴衆を魅了した。
出演
酒井 はな|Hana Sakai

クラシック・バレエを畑佐俊明に師事。14歳で牧阿佐美バレエ団公演でキューピッド役に抜擢され一躍注目を浴びる。18歳で主役デビュー。以後主な作品で主役を務める。新国立劇場バレエ団設立と同時に移籍、柿落としより主役を務める。クラシック・バレエを中心に活動しているがコンテンポラリー作品やミュージカルにも積極的に挑戦し、クラシックを越えて類稀な存在感を示している。進歩し続ける技術・表現力、品格の高い舞台で観客を魅了する日本を代表するバレエダンサーの一人。ユニット〈アルトノイ〉として、島地保武との共同創作を本格的に開始する。現在、新国立劇場バレエ団名誉ダンサー。村松賞新人賞、舞踊評論家協会新人賞、中川鋭之助賞、芸術選奨文部大臣賞新人賞、服部智恵子賞のほか2009年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するなど受賞歴多数。
オペラ伴奏
大塚 めぐみ|Megumi Ootsuka
武蔵野音楽大学ピアノ科卒業後、ポーランド政府給費留学生としてワルシャワのショパン音楽院大学院留学。1993年ウィーン国際オペラコンクール最優秀伴奏者賞ほか受賞歴多数。オーストリア現代作曲家連盟会員。在ウィーン。