▷『Opus 131』＜新作＞

ウィリアム・フォーサイスの最も信頼する振付家の一人であり、金森穣率いるNoism への振付や、中村恩恵などとのワークも鮮やかなアレッシオ・シルヴェストリン振付による最新作です。ベートーヴェンの弦楽四重奏第14 番をもとに、横関雄一郎、イ・ソン、金田あゆ子をはじめとする、公開オーディションにて厳選されたダンサー１８名による圧倒的なテクニックで魅せる大作です。

振付：アレッシオ・シルヴェストリン
出演：横関雄一郎、金田あゆ子、イ・ソン、近藤美緒
井原恵、ウェザフォード美輝、加登美沙子、川村智由美、坂口忍、佐久間由佳、柴田有紀、鈴木美波、高岡優貴、西村真由美、平尾久美子、フェランド三香子、丸澤芙由子
使用楽曲：ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートヴェン
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131　


＊アレッシオ・シルヴェストリン振付　最新作について

アレッシオ・シルヴェストリン｜Alessio Silvestrin
スイス・ローザンヌのルードラ・ベジャール学校卒業後、モンテカルロ市のアカデミー音楽学校にて音楽も学ぶ。その後ベジャール・バレエ・ローザンヌ，リヨンオペラ座バレエ団にてダンサー及び振付家として活躍。また、ウィリアム・フォーサイス率いるフランクフルトバレエ団に所属。退団後もフォーサイス・カンパニーのゲストダンサー、振付家として活躍。 1990 年より、作曲家・故フランチェスコ・ヴァルダンブリーニの指導で、トリコルド音楽（musica tricordale）という新楽派に加わる。以来、トリコルド音楽から派生するセリー体系を応用し、また、能楽からも着想を得てオリジナル曲を作曲。自身の振付作品にも使用している。2003 年より日本を拠点にフリーランスアーティストとして活動を始める。愛知芸術文化センター、新国立劇場、山口情報芸術センター、Noism、セルリアンタワー能楽堂などの委嘱により作品を制作。国際的なダンスフェスティバルへの出演や、様々なアーティストとのコラボレーションを行う。　

横関雄一郎｜Yuichiro Yokozeki
山本禮子バレエ研究所で学ぶ。 第12 回全日本バレエコンクールジュニア部 入賞2 位。 第26 回ローザンヌ国際バレエコンクール スカラシップ賞を1 位受賞し、ドイツ・ハンブルグ・バレエスクールに留学。ノイマイヤー作品を数多く踊る。 2000 年ライプツィヒバレエ団（ドイツ）に入団。2002 年20 歳の若さでソリストに昇格。代表作にピエール・ボレーズのノーテーション、アントン・ブルックナーのブルックナー8、ベートーヴェンのセブンス・シィンフォニーなどがあり、以後ウヴェ・ショルツと共にライプツィヒバレエで活躍。在団中、ベルリン・ドイツ・オペラ、ローザンヌ・ガラなど、ドイツや日本、国内外数多くの舞台にゲスト出演。ウヴェ・ショルツの死後退団し帰国。現在日本を拠点に国内外で活躍中。　

イ・ソン｜Yi Song
中国、青島生まれ。英国ノーザンバレエ団在籍中、14 歳よりバレエを始める。国立北京ダンスアカデミーにてクラシックバレエを奨学金で学び、同バレエ学校を卒業。2001 年シンガポール・ダンス・シアターに入団。キリアン振付「Forgotten Land, alCaniparoli
振付 「Lambarena」、吴􀀀珊 振付「Birds of Paradise」他沢山の作品を踊る。第９回アジア・パシフィック国際バレエ・コンクール シニアの部入賞。2005 年〜2012 年、英国ノーザンバレエ団に在籍。主な出演、主演作は、『くるみ割り人形』の王子、『ロミオとジュリエット』のロミオとティボルト、『危険な関係』ヴァルモン子爵、『白鳥の湖』のアンソニー、『三銃士』アラミス、『ドラキュラ』アーサー、『真夏の夜の夢』ライサンダー、『クレオパオラ』ウアジェト『ハムレット』レアティーズなど。